絵本の部屋
毎月、おすすめの絵本をご紹介します。就寝前や休日など、お子様とのひと時にいかがでしょうか。
絵本の実物を保育園の玄関に掲示します。
絵本の話の内容はもちろんのこと、装丁、肌触り、サイズ感など、その感触の素晴らしさを実際にお手に取って実感してみてください。
ここでご紹介する絵本は、当園の保育の中でも活用している絵本です。
インターネット通販等で購入可能なものをご紹介いたします。
・ことばに工夫があるもの(言語の発達)
・ストーリー展開に工夫があるもの(想像力の発達)
・大人も一緒に工夫しながら読めるもの(絆の発達)
これらの点を踏まえて、ご紹介します。
令和4年
■1月の絵本■【新作】
「みどりのほし(©童心社)」 1,650円(税込)
みどりのほし(©童心社)
~内容~
【ぼくたちは みんな ほしのこども】
なんだかつまんない日、ぼくはふと、テーブルの夏みかんをみる。「あっ、なつみかんのてっぺんに、みどりのほし、みぃつけた」やさいにも花にもみつけた、みどりのほし、ほし、ほし! 葉っぱのながれぼしを追いかけて走ったぼくは、草の上で大の字になってともだちと手をつなぐ。ぼくたちはみんなほしのこども…。
林木林さんのみずみずしい言葉と、長谷川義史さんののびやかな絵で描かれる、小さな発見から大きく広がる心の世界。(「みどりのほし」公式H.Pより)
(園長コメント)私たちのように田舎に住む者にとっては、どこにでもあるありふれた「緑」。「5」をキーワードとして、身近な緑からスケールの大きな緑まで生命の躍動感と自然への敬い、感謝を描きます。
【公式サイト:みどりのほし(©童心社)】
令和3年
■12月の絵本■
「こたつ(©福音館書店)」 1,430円(税込)
~内容~
こたつの定点観測で描く、ある家族の大みそか
ある家族の暮らしの中心・こたつでのできごとを、定点観測で描いたユニークな絵本です。大みそかの朝、「今日は夜中まで起きている」と宣言して、こうたくんの長い一日がはじまります。宿題せずにごろごろしたり、おせち料理づくりを手伝ったり。年越しそばを食べた後は、初めての夜ふかしを堪能します。真上から、俯瞰(ふかん)で見る独特のスタイルで、こたつのある生活の楽しさと、家族のあたたかさ、新年を迎えるよろこびを描きます。(福音館書店H.Pより抜粋)
(園長コメント)舞台は現代。油絵風な描写の中に、よーく見ると一つ一つの「モノ」を真上からとてもリアルに書いてあります。なんと最初から最後まで人の「顔」は見えません。この絵本の主人公はあくまで「こたつ」。家族の配置にも注目。年末年始に読んでみてはいかがでしょうか。
【公式サイト:こたつ(©福音館書店)】
■11月の絵本■
「もりのなか(©福音館書店)」 1,100円(税込)
~内容~
動物たちと男の子の森での幻想的な出来事
ラッパをもって森に散歩にでかけた男の子は、ライオン、ゾウ、クマと、いろいろな動物たちに出会います。男の子はラッパをふきながら、みんなと行列をつくって森をお散歩。そして森の中で、かくれんぼをはじめますが、男の子が鬼をしているうちに、動物たちは姿を消していました。かわりに現れたのは、お父さん。「またこんどまでまっていてくれるよ」、お父さんはそういうと男の子を肩車にのせて、おうちに帰っていきました。(福音館書店H.Pより抜粋)
(園長コメント)絵本としては珍しいモノクロの世界。現実と夢の世界の境界線は曖昧。景色の描写、動物の進行方向、動物の配置、全てに何か意味があるのでしょうか。絵本の巨星マリー・ホール・エッツの不朽の名作。1963年初版発行。
【公式サイト:もりのなか(©福音館書店)】
■10月の絵本■
「おやさいしろくま(PHP)」 1,540円(税込)※1冊
~内容~
ぼくは、しんせんなやさいが だ~いすき。
みんなから「くいしんぼうのしろくま」っていわれている。
すききらいは、もちろん ないよ。
どんな やさいでも、たべちゃうもんね。
【しろくまシリーズ公式サイト:おやさいしろくま(©PHP)】
■9月の絵本■
「へんしんシリーズ(金の星社)」 1,320円(税込)※1冊
例:へんしんおてんき
~内容~
さあ、これから不思議なお話が始まりますよ。
言葉を何度も繰り返して読みながら、ページをさっとめくると、あれあれあれ・・・?
【へんしんシリーズ公式サイト:金の星社「へんしんシリーズ」】