ごあいさつ・沿革
■ごあいさつ■
社会福祉法人同朋会 淳光育児園
園長 澁谷 暢達(しぶや ひろみち)
本園は、昭和23年10月に安全に子どもを育てられる環境を願う子どもの保護者から寄進を受け開園いたしました。開園以来70年余り、県内でも指折りの長き歴史を誇る保育園です。これまで仏教的情操の涵養により「人間性豊かな子ども達を育む保育園、明るく楽しい保育園、地域から信頼される保育園」を目指してきました。
日々、保育の在り方が問われる今、私たち保育者は子どもの最善の利益のためにどのように子ども達と向き合っていくべきでしょうか。
・たとえば、「本当の子ども主体って何?」 → 何か特別なメソッドや、形ばかりの担当制を取り入れても、子ども主体が実現できる訳ではないでしょう。
・たとえば、「保育士にとっての働きやすさって何?」 → ただ単に、保育士の人数が多い=働きやすい という訳ではないでしょう。
・たとえば、「行き過ぎた声かけ、行き過ぎた躾(しつけ)はどうやったらなくなるの?」 → 主任先生や園長先生が当該保育士に注意したから、又は保護者様からのご相談があったからといって、なくなる訳ではないでしょう。
ここ数年、よく「不適切保育」に関する報道を見かけます。そして、保育士の配置基準や保育士処遇の低さが、その主な要因であるとして安易に結論づけられることが多いように見受けます。しかし私には、現在の配置基準や保育士処遇の低さが不適切保育発生の一因であったとしても、それらが改善されれば不適切保育がなくなるというほど単純な話ではないと思います。極端に言えば、たとえマンツーマンの保育になったとしても、保育者自身が主体的に「保育の目的」を常に理解する姿勢がないと、不適切保育は発生し続ける可能性があると考えています。
保育に関わる全ての職員が自主的に「こども主体」について考え行動することで、子どもの心と身体に寄り添った保育を実現できるよう努めてまいります。
■園長の経歴■
音楽大学卒業。オペラ歌手(所属音楽事務所:関西二期会)。
関西二期会オペラ研修所第41期修了。
関西二期会 正会員。
関西在住時、オペラやリサイタル等、ステージへの出演は年間50本を超える。
平成21年 帰熊
平成22年 淳光育児園 副園長
平成24年 淳光育児園 園長
平成29年 芦北群保育園協会 会長
平成29年 熊本県保育協会 理事
令和 4年 九州保育三団体協議会 会長表彰
令和 6年 4月現在
葦北郡保育協会(旧:芦北郡保育園協会) 会長
熊本県保育協会 理事
■学会等における発表・論文等■
・第65回 全国保育研究大会(主催:全国保育協議会、他)
日時: 令和4年10月20日
会場: オンライン配信
内容: 第4分科会 研究発表者:澁谷暢達 (座長:倉石 哲也 氏)
・第29回 日本保育保健学会(主催:一般社団法人 日本保育保健協議会)
日時: 令和5年5月21日
会場: 長崎大学 医学部
内容: 教育講演3 講師:澁谷暢達 (座長:水田 明光 氏)
・第8回 九州保育三団体研究大会(主催:九州保育三団体協議会)
日時: 令和6年7月11日~12日
会場: 熊本城ホール
内容: 第7分科会「保育の社会化に向けて」 座長:澁谷暢達 (助言者:門田 理世 氏)
・災害対応「備え」とは何か~令和2年7月豪雨の被災経験より~ 著者: 澁谷 暢達
オンライン掲載:国立研究開発法人 科学技術振興機構
資料名:「保育と保健(Japanese Journal of Well-being for Nursery-schools)」
巻: 28号: 2ページ: 23-26 発行年: 2022年09月
著作権:一般社団法人 日本保育保健協議会
※こちらからもダウンロード出来ます→ 医学論文をダウンロード「メディカルオンライン」
・被災時における保育事業の継続について(災害への備えと対応) 著者: 澁谷 暢達
オンライン掲載:J - GLOBAL
資料名:「保育と保健(Japanese Journal of Well-being for Nursery-schools)」
巻: 29号: 2ページ: 10-13 発行年: 2023年09月
著作権:一般社団法人 日本保育保健協議会
※こちらからもダウンロード出来ます→ 医学論文をダウンロード「メディカルオンライン」
■淳光育児園 沿革■
昭和23年10月 1日 熊本県知事より保育所として認可を受ける(定員70名)
昭和24年 5月 1日 寺院倉庫(江戸末期建築)を改造し園舎とする
昭和27年 8月25日 三笠宮崇仁殿下、全国レクレーション大会の際、本園ご視察
昭和28年 4月 1日 旧宮浦分教場を佐敷町より借用し宮浦分園開設(定員110名)
昭和29年 4月29日 天皇陛下よりご下賜金を拝受する
昭和31年 4月 4日 初代園長 澁谷了喜 死去
昭和31年 5月 1日 第2代園長 澁谷幽哉 就任
昭和34年 3月31日 本堂建設に伴う資材倉庫(昭和29年建設)を改造し園舎とする
昭和42年 3月31日 芦北町より吉尾小改築に伴う廃材の払い下げを受け園舎増築
昭和43年 3月31日 寺院炊事場(昭和3年庫裡の古材で建設)を改造し園舎とする
昭和44年 3月31日 宮浦分園を廃止する
昭和52年11月 3日 第2代園長保育功労を認められ藍綬褒章を賜わる
昭和57年 6月19日 厚生大臣より社会福祉法人同朋会の設立認可を受ける
昭和57年 7月20日 社会福祉法人同朋会を設立
初代理事長 澁谷幽哉 就任
昭和57年 8月31日 私立淳光育児園の廃止
第2代園長 澁谷幽哉 退任
昭和57年 9月 1日 社会福祉法人同朋会淳光育児園発足
第3代園長 澁谷百錬 就任
昭和57年12月 1日 淳光育児園改築工事 起工
昭和58年 3月20日 淳光育児園改築工事 竣工
昭和58年 4月 1日 熊本県知事より施設、場所、定員変更(認可定員90名に減員)
平成 8年 5月 5日 初代理事長 澁谷幽哉 死去
第2代理事長 澁谷百錬 就任
平成14年 4月 1日 放課後児童健全育成事業(学童保育)開始
平成24年 9月30日 第3代園長 澁谷百錬 退任
平成24年10月 1日 第4代園長 澁谷暢達 就任
平成27年 4月 1日 認可定員を110名へ変更(利用定員は110名)
平成29年 8月 1日 利用定員100名
令和 元年 8月20日 新園舎改築工事着工
令和2年 4月30日 新園舎竣工
令和2年 5月11日 新園舎開園
令和2年 7月 4日 令和2年7月豪雨水害により被災
令和2年12月 29日 水害復旧工事完了
令和3年 2月27日 新園舎落成式、水害復旧報告式
現在に至る